
研修セミナー報告レポート
H25.07.18 【東京】スキルアップ講座「介護職のための薬の必須知識」
一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(社福協)は、平成25年7月18日(木)、スキルアップ講座「介護職のための薬の必須知識」を東京・新橋の社福協3階研修室にて開催しました。
介護を必要とする高齢者の多くは何種類もの薬を服用しており、管理や飲み合わせ、副作用の問題もあるので、高齢者の服薬状況と薬の関係をよく理解し、正しい知識を身に付けることが重要です。また、近年の医療行為の解釈変更には服薬に関する項目も盛り込まれています。社福協では、介護職がサービスを提供するにあたり薬の知識は不可欠であるという認識のもと、平成22年より本講座を開催しています。
■内容
講師は、薬剤師で薬局ルンルンファーマシー代表取締役の藤澤節子氏。訪問薬剤師として在宅医療の経験も豊富、かつ主任介護支援専門員としても活躍されています。
テキストは、藤澤先生の著書「介護者が知っておきたい薬のはたらきとつかいかた」(中央法規出版)を使用。イラストや事例が豊富で、見やすくて分かりやすいと評判の一冊です。
(写真:試飲中の受講生)
内容は、①薬の基礎知識(薬の正しい使い方と効果的な飲み方)、②高齢者がよく飲む薬の理解(病気別・症状別の薬の知識)、③服薬管理の理解(副作用と症状観察、専門職との連携)についてです。
テキスト中心に、パワーポイント資料や写真を交えた講義となりました。薬の専門家ではない介護職にとって、馴染みのない薬剤名や専門的用語もあったものの、先生による実践に即した分かりやすい説明により、薬に対する気おくれも払拭。また、研修室内には、薬の体験コーナーを設置。薬の一包化に使う機械を手に取ったり、経口補水液を試飲したり、と薬をより身近なものとして感じることができる工夫もなされていました。
(写真:試飲グッズ)
受講生からは、「服薬管理の難しさや副作用に対する恐れから薬を敬遠しがちだったが、講義を受けて、薬への理解が深まり、より身近なものとなった」「『薬とは命を救うもの』『薬は両刃の剣』という先生の言葉が胸に刻まれてます」「『オーダーメイドで薬を作っています』という話しから、介護も利用者本位のオーダーメイドでなければならないことを改めて認識させられた」などの意見が寄せられました。この他、「先生の笑顔が素敵!」という声も聞かれましたが、その親しみやすく和やかな先生のお人柄が、活発になされた質疑応答に繋がったのかも知れません。
■藤澤先生のコラム「知って得する薬の話あれこれ」はこちら
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