「株式会社ケアワーク北多摩」について
事業が多岐にわたり、部門の垣根を超えてヘルプすることもあります。
事業所周囲にあった植木鉢。緑があるだけで気持ちもホッ。
―『ケアワーク北多摩』について。事業も幅広いと伺いましたが?
はい。元々、家政婦紹介業からスタートした創業1963年の会社。もう50年以上になり、この田無という地域に根付いている感じがありますよね。その後介護保険ができた時にヘルパーステーション部門が立ち上がり、その他、障がい者総合支援法部門、居宅介護支援事業部門やひとり親支援などの行政委託業務、訪問介護事業等に付随する請負業務など、事業は多岐にわたります。
2階にある研修室にはキッチンや冷蔵庫完備。調理の実習はここでばっちり。
―事業間の繋がりなども?
時々あります。私が家政婦として行くこともあれば、障がい者支援に行くことも。事業展開が広い分、フォローできる部分はお互いヘルプし合う感じです。それぞれに担当者がいて、相談しながら無理のない範囲で。アットホームな会社なので、そういうことがしやすい環境でもありますよね。
炊飯器もありました!くつろげるソファも。
―ご利用者さんってどれぐらいの人数がいらっしゃいますか?
介護保険の方で200名。介護保険以外に障がい者支援で100名。家政婦紹介業だと30名ぐらいのご利用者さんがいます。ちなみに常勤サ責は訪問で9名で、常勤ヘルパーが4名。登録のヘルパーさんは100名ほど。
研修室の横はケアマネジャーの仕事場。壁を取り壊して一部屋にしたそう。
―かなり大規模な事業所なんですね。
事務所が一般住宅なのであまりそう見られないですが(苦笑)、抱えている人数は多いです。
ベッド介助などが練習できる部屋も。また、スタッフが宿泊できるよう設備も十分に。
―叶内さんはどれぐらいのご利用者さんを担当しているのですか?
サ責は各々30~40名ほどのご利用者さんを担当しています。そのため日々連絡調整の業務に追われている現状ですが、同時にヘルパーの育成面にも力を入れているところです。
事務所内を丁寧に案内してくださった叶内さん。右横には防災ヘルメット。安全面も抜かりなく。
―それが叶内さんにとって今後の目標でも?
そうですね。ヘルパーのスキルアップ、特に若い方を育てていきたいなあと。まだ私より年下の社員がいないので、次世代に繋がる方を。育成という点では、事務所の2階にある研修室で料理やおむつ交換といった技術面をフォローする研修会は随時開催していますが、意識レベルを変えていくというのはそう簡単ではありません。そこまで指導していけるようになることが目標であり、私の努力すべき部分でもあります。また、「介護職員等によるたんの吸引等の研修」を受講して、そうした資格を持っている人を増やして、ヘルパーさんができることを増やしていけるよう配慮していきたいです。
―最後に、どんなことを心がけてこの先も仕事を続けていきたいですか?
1対1だからこそ人間性が試される職場だと思います。常に誠意をもって色々な方に接していきたいですね。