今、日本に何が起きているのでしょうか。どこのヘルパー事業所もヘルパーが来なくて困っています。私ももう一人、ヘルパーさんに来てほしかったので、お店にビラを貼っていただいたり、ヘルパー学校の先生に頼んだり、いつもヘルパーを見つけてくださる人に片っ端から電話をかけましたが、一人も来ません。今来てくださっているヘルパーさんの知り合いが免許をとったと聞き、「働かないかい?」と声をかけていただきました。しかし「自信がないなぁ」と言って断られてしまいました。私の心はがっくり。
ヘルパー学校はいつも満員御礼だそうです。しかし免許をとってもすぐには働かないようです。どうしてでしょうか。本当にお金に困ったときに行こうとしている人が多いのでしょうか。困りました。 国は失業対策として、ヘルパー資格をとるための授業を無料で受けられる対策を打っているようです。ある施設長さんは「国はあんなにヘルパーさんを増やすためにお金をかけても、資格をとっても来ないんだもんね。そんなにお金があるなら、今いるヘルパーさんの時給を高くすればいいんだよ」とすごい剣幕で怒っていました。ヘルパーさんの時給を上げるということは大切だと思いますが、ヘルパーさんは主婦の方が多く、扶養の範囲の年間103万円以内で働きたいという勤務条件の人ばかりなので、ケアを受ける側が困っています。日本のヘルパー制度は今後どうなっていくのでしょうか。海外の女性たちに頼まなければいけない、とおっしゃっている人もいます。
一方では大企業がつぶれ、失業者が増えています。その人たちはどんな仕事を見つけているのでしょうか。日本人の若者は「介護」という仕事を捨て始めています。
ノーベル賞をとった山中伸弥教授がいくらよい薬を作っても、神様ではないのだからまたその薬によって違った障がいが出てくるような気がします。あたたかな手と優秀な薬は常に必要だと思います。ヘルパーはどうしたら現れるのか、だれか研究してください。ケアを受ける側にも、ときおりわがままな面もあるので責任はあると思います。「助けてください!!」