ご利用者さまと事業所の関係性について
限られた時間のなかで、できる限りのことをします
『本当にうららのヘルパーさんは素晴らしいの!』と笑顔のご利用者さま。
―実際、訪問介護に同行させていただきましたが、ご利用者さまの満足そうな表情と『色々な事業所が来たけれど、私はうららに出会えて本当にいま幸せなんです』という言葉が印象的でした。終始、スタッフ、和田さんとご利用者さまとの会話に笑いがたえなくて・・・・・・。いつもそうなんですか?
今回のお宅ではそうですね。とにかく私たちがいる間だけでも元気に明るくなってもらおうって。あと、私たちはいつもご利用者さまと触れ合うわずかな時間を全力でのぞむようにしています。そうすれば、後々どんなことが起こっても悔いは残らないと思います。これって『自分に嘘をつかない』ことでもあるんですよね。
―スタッフにもその部分を大切にしてもらっている感じですか?
そうですね。本当によくやってくれるスタッフばかりです。報告書を確認すると「この時間でよくここまで出来たね~」って驚かされることも。色々な部分に目を配れているその姿勢に関心させられます。「足浴の時間もつくれそうです」などと提案してきてくれますから。たまに介護をしている時間帯に唐突に覗きにいくことがあるんですが、『天使がいた!!』て思います(笑)。安心して任せられる人ばかりで、人に恵まれていると実感しています。
― それは、和田さんの人徳があってこそだと思いますよ。では、サービス提供責任者として常日ごろ気をつけていらっしゃることはありますか?
『1つの脳みそで進まない』ということでしょうか。先ほどの3者が納得するサービスにもつながることなのですが、訪問している時間はご利用者さまとヘルパーさん1対1であっても、実はその背景にはケアマネージャーさんがいて、私たちがいて、事業所があって、ご利用者さまの家族もいらっしゃる。その時間だけで決して完結ではないんですね。より多くの角度から見て判断しなければいけないな、と思っています。
― そのような役割の人がいる、というだけで全体の風通しもよくなる気がします。スタッフにとっては和田さんの存在が心強くもありますよね。みなさんの顔が生き生きしていたのも、3者がいい関係性を保てている証拠だなと思いました。和田さんは今後どのようなスタンスで働いていきたいですか?
とにかくどんと構えていたいです(笑)しっかり信じるものを心に持っていれば私の言うことにも説得力がますし、スタッフも安心して指示に従うことができると思うんです。サービス提供責任者の気持ちが揺れ動いたら、スタッフにその不安が伝わって、何かあったとき『でも・・・・・・』って言い訳の対象をつくってしまうことになりますよね。多少のことは私が何とかするから思いっきり働いてきてください! と送り出せる環境をこれから整えていきたいです。
また、私自身、ヘルパーの仕事が大好きなので、これからも現場で働きますよ!(笑)ご利用者さまとしっかり向き合い、その人らしい生き方ができるサポートを全力でしていきたいと考えています。調子に乗らず、謙虚に進んでいるか、と自分に問いかけながらの毎日です。
編集後記
うららのみなさん。会話が飛び交い、コミュニケーションもばっちりです。
今回は、和田さと子さんに加え、管理者(ご主人)、介護職歴数ヶ月というフレッシュな新人ヘルパー鈴木さん含め、大勢の方がいるなかでの取材となりました。終始和やかな雰囲気のなか、和田さんの話に全員が相槌を打ったり、ご主人がさりげなくフォローしたり・・・・・・。鈴木さんの介護にかける熱い闘志に歓声があがるなど(笑)、スタッフ間における抜群のチームワークをうかがい知ることができました。
一方、訪問介護での同行では、ご利用者さまとヘルパーさんが様々な話題で盛り上がって、笑いあう姿が目に焼きついています。和田さんがおっしゃる誰もが満足するサービスを間近で実感した瞬間でもありました。
今回、取材にご協力いただいた和田さんはじめ、ヘルパーセンターうららの職員の皆さまには心からお礼を申し上げます。
「へるぱ!」運営委員会一同