チームをまとめるサ責という立場
スタッフ同士、サ責同士、皆が協力し合ってこそ前に進んでいけます。
電話対応が多いのもサ責ならでは。
森畑さんのデスク。ミッキーが好きだそうで、アイテムがちらほら。ポップな印象。
-介護領域が広範囲というのも『高山市福祉サービス公社・訪問介護事業所』ならではの特徴だと思うのですが、今、ご利用者さんってどれぐらいの人数ですか?
前坂-約500人です。その人数を7チームで分担しています。
お弁当入れもミッキー★
ヘルパー週間予定表。他チームへのヘルプなども含め細かく記載されています。
-7チームも! チーム制ということですが、各々何名ぐらいの職員やスタッフさんが?
森畑-私のチームだと17人。各チーム15~20人で、そのうちサ責が2~3名。私と前坂はサ責兼チームリーダーでもあります。
ピンクチーム?ん?? と思い、聞いてみると、チームが色分けされているとのこと。
-すごい大規模で驚きました。チーム全体をまとめていくのも大変そうですね…。
前坂-そうですね。チームの連携なくして成り立たないです。ケア前の情報伝達に漏れがないかどうか細心の注意を払いますし、予定の追加、変更、中止はしょっちゅうで、常に調整が必要です(苦笑)。今まで築きあげたご利用者さんとの信頼関係をちょっとしたミスで失わないよう、スタッフとの連絡はこまめにしています。
森畑-あと登録ヘルパーさんは直行直帰なので、週1、月1、年4回ある会議や内部研修でしっかり目的意識を共有するようにしています。以前は「個人が行けばそれでいい」といった雰囲気もあったのですが、今は集まった時に、誰かが「このご利用者さんって~」と話しはじめると全員が興味を示すようになりました。「もっとこうしたらいいんじゃない?」と活発な意見交換もあって、フォローし合える体制が出来てきたのはすごい有り難いことだなって。
予定ボードに貼られた名前もその色分けにより一目でどのチームか分かるように。
-ご利用者さんはチーム内で担当制ですか?
前坂-いえ。同じヘルパーが、そのお宅にずっと行くというのはあえてしていません。1人の方に複数のスタッフが関わるようにしています。やはり1対1が長いと、ヘルパーとしてじゃない部分も膨らんできてしまうので。介護保険のなかで動くヘルパーとして慣れあいにならないよう、シフトを組む側が配慮しています。ご利用者さんにとっては、色々なスタッフが入ることで「刺激になる」と言っていただけたりもしますので、その点は前向きに捉えています。
森畑-とはいえ、入浴介助で「裸を色々な人に見られるのが嫌!」というご利用者さんもいらっしゃるので、その場合は3人ぐらいのスタッフをローテーションにしたりもしていますよね。その辺は臨機応変に対応しています。
移動しながら、爆笑していたお二人。どんな会話内容だったのでしょう?
-チームワークがものすごく大切な現場なのですね。
前坂-スタッフ同士、サ責同士、皆が協力し合ってこそ前に進んでいけると常々感じています。
森畑-信頼関係があってこそ!ですよね。