サ責としての役割
ヘルパーさんがいかに気持ちよく働けるかを常に考えています。
訪問介護計画書について、書かれた内容を声に出してご利用者さんに分かりやすく説明。
―森重さんは、高齢者よりも障害者ケアの担当が多いと伺いました。
そうですね。プラスワンケアサポートには、訪問介護の他にも、障害福祉サービスもあります。障害の方は、若い方も多く、特に男性だと、年齢の近いお兄ちゃん的存在の人を要望するケースが非常に多いです。そうしたケースはほぼ自分が担当しています。逆に家事援助は苦手なので(苦笑)、ベテランの女性の方に。そういう風に役割分担はしっかり出来ています。
緊急連絡カード。名前や住所の他に既行歴や主治医などを裏に明記。
―確かに同姓で年齢が近いとご利用者さんも話しやすいですよね。サ責になられた今でも現場にはよく行かれますか?
いえ、サ責は基本的に事務所にいて、ヘルパーさんに多く稼働してもらうのがプラスワンケアサポートの方針です。現在、登録ヘルパーが約70人、ご利用者さんが250人、各サ責が約50人強のご利用者さんを担当するなかで、自分の仕事はヘルパーさんがいかに気持ちよく仕事をしてもらえるかを考えることだと思っているので、そこの業務に集中しています。
本日のお仕事内容をシートに記入するヘルパーさん。
―ヘルパーさんの働きやすい環境を作るために、森重さんが心がけていることってありますか?
ヘルパーさんが安心して働けるような配慮をしています。例えば、一癖ある新規の方であれば、最初の段階で週に2~3回会いに行き、ご利用者さんと自分との間に信頼関係を築きます。「何かあれば、森重に言ってくださいね」と。そうすると、サービスがスムーズにいきます。
訪問後は情報交換。ご利用者さんの状況もしっかり確認。
―なんだかすごく頼もしいですね。意気込みを感じます!
いやいや、最初はうまくいっていなかったですよ(苦笑)。でも自分がヘルパーだった時、何かあれば、サ責のみんなが守り、助けてくれていたので、自分がサ責になった時は必ずそうする! と決めていました。あとは、ご要望を先読みして対応するようにしています。ヘルパーさんとの情報交換を綿密に行い、ご利用者さんから「ここは、こうしてほしいなぁ~」と言われる前に、ご提案できるよう心がけています。