安倍首相になってから、なんだか福祉、介護、ヘルパー、などという言葉はマスコミでは禁止用語になってしまったようである。高齢化社会に向けてケアの予算がどんどん削られている。グループホームやサービス付き高齢者住宅が大流行しているが、本当にそこに住んでいる人たちは幸せなのだろうか。あまりよい評判が聞こえてこない。毎日同じメニューの食事を出されたり、玄関のドアには鍵をかけられて、散歩もできないところもあるという。
私も、もうすぐ障がいを持ったおばあさんになる。そのうち、サービス付き高齢者住宅に入居しなければいけなくなるかもしれない。今のマンションに住んでいたいが、介護保険になるとヘルパーの時間が少なくなるのでわがままは言っていられなくなるかもしれない。私は、今からどうしたら人間同士が助け合って、生きて、心地よく死んでいけるかを考えている。
今来てくださっているヘルパーさんたちには、気の合う人が何人かいる。その人たちとチームを組み、私のマンションには部屋がいくつかあるので、そこで一緒に暮らしたり、近くに住んでいる人と一緒にごはんを食べたり、自分の持っているお金や部屋、ケアの手を出し合い、ルールをつくって助け合っていけないものかと考え、さらに自分たちでグループケア制度をつくることも考えている。一般のグループホームでは、経営者がどうやって1 円でも儲かるかを考えている。そうしなければいけないことは分かるが、13万円ぐらいなければ入居できないという。私はどうしてもそういう所では暮らしたくない。
真剣にうまく生きていく方法を考えていかなくてはいけない。3、4 人のグループで才能と力とお金を出し合い、生きていける方法を若いうちから考えていかなければ安らかに天国には行けない。頑張りましょう。